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前田亜由美

一緒にやりたくない


何かをやりたい、と思うタイミングも人それぞれ。

集団生活になると、みんなで一緒にやりましょう、という機会も増えてきます。

今回はその中のできごとを。


3歳の頃、まめっことは別の幼稚園の体験に1ヶ月に1回一緒に行っていて、

その幼稚園の運動会に参加しました。


親子で出場する競技があり、これとこれをしてくださいね、と言われました。

子が大人と対面で手を繋ぎ、子どもが大人を駆け上り(またはジャンプ)くるん、と回るもの。


練習の時間もありました。

初め娘は怖がって、周りがどんどんやっていく中、じーっと周りを見ていて、

結局やろうとしませんでした。なぜかも私はわかりません。


「えーやらないの?やろうよ、やってみる?」

「やらない」


そんな状態でしたので、本番も「やったふりね」とお互い目を合わせて、やらずに競技を終えました。

(幸い強制はされませんでした)


その後数ヶ月経って(私はすっかり忘れていました)突然娘が

「あれやる!」


はいはい、とやってみると、すぐにやってみせました。



色々と経験させてあげたいという気持ちはあります。

言われること、一緒にやらなければ、という焦りも当時は少なからずありました。

そこでできたとしても、本人はどう感じている?

親や大人が周りに合わせてやって欲しいと思っているだけ?

その時に本人の気持ちが前のめりになっているかどうかはまた別だと感じていました。


本人自身がやってみたい!や、言いたい!と思ったその時にもしかしたら力が発揮されるのかもしれない、

やりたくない!という気持ちも立派な自己主張。


先回りせずに親は本人の力の発揮されるタイミングをじっと待つ、ということ

まだまだ親が守ることができるこの頃に、集団の中でその気持ちをどうやって守るか?も含めて

私はこれをきっかけに考え始めた気がします。

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